右翼による6.4反戦集会・デモ襲撃に抗議する声明

右翼による6.4反戦集会・デモ襲撃に抗議する声明

■警察監視下での右翼による集会破壊で負傷者!
6月4日、警察によるデモを敵視する監視・介入下で、右翼5名が戦争・基地反対集会を暴力的に襲撃し負傷者が出す、という驚くべき事態が起きた。私たちは反戦集会・デモ破壊を狙う右翼、それと「共謀」した警察を強く強く糾弾する。
私たちは、練馬駐屯地に司令部を置き首都戒厳−治安出動を狙う東部方面隊第一師団に、毎年、基地撤去・反安保を掲げてデモ・申入れを行ってきた。
本年もウクライナ戦争が続き「台湾有事」が喧伝される緊迫の中、6月4日14時から板橋区徳丸第二公園に集合、「持つな!敵基地攻撃力 やめろ!大軍拡集会」と駐屯地抗議デモを呼びかけた。ところが右翼5名が集会に合わせて公園入口に現れ、旗を引きたおす、悪口雑言をまき散らす、公園内に突入しようとするなどの集会妨害を始めた。そして警察が右翼の要求に屈し、宣伝カーを移動させる混乱のなか、右翼1名が隙をついて公園入口から乱入、集会主催者の一人であるAさんを突き倒し、Aさんは左足首を骨折(全治1カ月以上)し救急車で搬送・入院するという驚くべき事態が起きた。警視庁警備部警備1課と高島平署十数名が監視・「制止」するなかでである。
反戦・反基地・反改憲闘争を強化しよう!暴力的運動破壊に共同反撃を!
6月4日の襲撃はナチス突撃隊すら想起させる。白昼の市街地で、しかも多数の警察官の面前で、違法な暴力による、計画的な、市民のデモ・集会破壊など絶対に許すことはできない。この間、憲法集会やメーデー、沖縄反基地闘争などに対して、右翼による集会・デモ妨害が頻発している。岸田政権の軍事産業育成法や入管法改悪など戦争・治安法ラッシュ、そしてG7広島サミット強行などで「戦争する国」づくりが急激に進んでいるが、外に向けた戦争は、内に向けた弾圧・運動破壊と一体である。
私たちは全国の仲間に、今回の事態を受け、改めて警察・右翼がつるんだ集会・デモ破壊策動への警戒と反撃を呼びかける。共に力をあわせ、民衆の力で反撃に転じよう。

●声明賛同のお願い
・団体名、もしくは個人名  ・6.4声明賛同  ・公表の可否
を明記し下記までお送りください。
(メール)hokuburoho@nifty.com  (FAX)03-3961-0212 (期限2023年8月31日)
●治療費カンパのお願い
・郵便振替 00190-7-89393 北部労働者法律センター
「6.4治療費カンパ」と必ず明記してください。(期限2023年7月31日)

2023年6月10日
有事立法・治安弾圧を許すな!北部集会実行委員会
反安保・反自衛隊・反基地闘争を闘う東京北部実行委員会
連絡先:03-3961-0212(北部労働者法律センター内)