茨城における朝鮮人強制連行を知る8・25集会・デモ

茨城における朝鮮人強制連行を知る8・25集会・デモ

2024年8月25日(日)

集会 14時~16時

つくば市竹園交流センター大会議室(茨城県つくば市竹園3丁目19−2)

お話 張永祚さん(茨城県朝鮮人慰霊塔管理委員会事務局長)

参加費 500円

 

・デモ 16時半~ 集会場付近

 

主催 戦時下の現在を考える講座

連絡先 underthewarregime@gmail.com

    090ー8441-1457(加藤) 090-3902-5801(藤田)

 

今年2024年1月29日、群馬県高崎市にある群馬の森朝鮮人追悼碑を行政代執行により撤去(破壊)したことを憶えている人は多いだろう。この追悼碑とはなんであろうか?

大日本帝国は朝鮮を植民地化した当初から土地調査事業による労働力の動員を行っていたが、時代を経るにつれてそれは強まっていった。アジア・太平洋戦争時の1939年から45年にかけて、植民地下の朝鮮や中国からさらに多くの人びとを連行し、日本本土の炭鉱や建設現場での重労働に従事させた。過酷な労働と劣悪な環境のなかで多くの朝鮮人・中国人が命を落とした。これまでに、多くの市民有志の調査によって、日本各地にそのような強制連行・強制労働の現場があり、多数の被害者がいることが明らかにされている。

群馬県では1995年に市民による調査がなされ、鉱山、軍需工場、鉄道工事での強制労働と被害の実態が明らかにされた。同時に、その被害者の追悼碑を建設する活動が1998年から始まり、2004年に完成したのであった。そのような追悼碑は各地にあるが、強制労働はなかった、つまりすべて募集に対する応募による労働であったとしたい歴史修正主義勢力によって、しばしば攻撃の危険にさらされている。

茨城では、調査によって、強制連行・強制労働の現場としては、羽田精機竜ケ崎工場、日立鉱山、海軍西筑波飛行場、常磐南部炭田、日立製作所水戸工場、日本通運土浦支店などが知られている。また、1979年には茨城県朝鮮人納骨塔、それが修復・整備されるかたちで2006年には茨城県朝鮮人慰霊塔が日立市内に建立されている。

 今回の集会では、茨城県朝鮮人慰霊塔管理委員会事務局長である張永祚(チャン・ヨンジョ)さんをお招きして、茨城県における強制連行の実態と慰霊塔を守る活動についてお話を聴く。まずは歴史的事実を知り、そして歴史修正主義と闘うために何ができるか一緒に考えたい。