コロナ状況下での反戦集会・デモinつくば
8月9日(日)
集会 14時~ つくば市竹園交流センター ホール(茨城県つくば市竹園3-19-2 つくばエクスプレス線つくば駅よりバス竹園三丁目下車)
報告「これは戦争ではない」藤田康元(大学非常勤講師)
「安保法制は今どうなっているのか」加藤匡通(日雇労働者)
その後討論
デモ 16時半~ 会場からつくば駅周辺
参加費500円
主催 戦時下の現在を考える講座
連絡先 090-8441-1457(加藤)
mail: under_the_war_regime@yahoo.co.jp
blog: http://inwartimeinibaraki.hatenablog.com/
twitter: https://twitter.com/against_war
新型コロナウイルスの猛威は、私たちが住むこの国にも及んでいる。私たちは人と人の間に膜を貼り、距離をとっている。政府が出した緊急事態宣言は解除されているものの、街に人は以前のようには戻っていないし、いくつもの店や会社がつぶれている。そして多分私たちは第二波の中にいる。人と人の接触が減り、交流が失われ、集会やデモも激減した。当たり前なのかもしれない。多くの人にとって抗議行動や集会・デモは関りのないものだと思われている。
だが、ではこの事態の中、社会はどうだったのか。政府はどう動いたのか。この国では緊急事態宣言をめぐって改憲がとなえられ、首相は一連の事態を戦争になぞらえている。では、戦争にまでなぞらえられるコロナ状況下で、自衛隊や米軍が活動時間を短縮したり活動範囲を自粛したりしているだろうか?この間、辺野古の基地建設は続いている。イージス・アショア配備計画は撤回されたが、自民党内からは敵基地攻撃能力の保有は必要との声が上がっている。中印国境では戦闘がおこり、イスラエル軍はパレスチナを攻撃している。アフガニスタン、シリア、リビア、スーダン、イエメンなど各地の内戦は今も続いている。米軍の介入は続いている。紛争地でのコロナ禍は戦禍によって深刻化している。そんな中、自衛隊の護衛艦きりさめは中東地域で情報収集活動を行っている。
この国の社会に視線を戻せば、様々なところに自粛警察が現れて、人々は互いの監視を強め、自由が消えていく日常がある。「新しい日常」として人々の行動は制限され、生命と健康を盾にされた人々はそれを受け入れてゆく。本物の戦争ではなくとも、戦時は簡単に演出できる。
もうたくさんだ。世界はリモートワークでは廻らない。人と人とが接触し交流しなければ人間は、社会は成立しない。私たちが黙っていれば戦時を演出したい人々は好きに振る舞うだろう。進行している本物の戦争は継続されるだろう。今こそ、スマホやタブレットの中ではなく、街頭で抗議の声を上げよう。
毎年八月になるとこの国では過去の戦争に対する様々な取り組みが行われ、人々はその季節だけ戦争を思い出し、考える。私たちは今進行中の「戦争」について考え、この先も考え続けたい。そのために二つの報告を聞き、議論をしたい。その後には会場からつくば駅周辺へのデモが待っている。
・集会・デモでは感染防止対策をとります。
・参加者はマスクの着用をお願いします。