2/11【集会】象徴天皇制の魅惑

連続学習会・象徴天皇制を考える  No.3

象徴天皇制の魅惑

退位? 元首化? 「国民の天皇」の現在を解く

2017/02/11(土・休) 14:00-16:30

つくば市立春日交流センター 大会議室

つくば市春日2-36-1、筑波大学病院そば・春日学園義務教育学校向いGoogle マップ

参加費 500円 

お話 伊藤 晃 さん(日本近代史研究者) 近著:『「国民の天皇」論の系譜 象徴天皇制への道』社会評論社 2015年

 

◆あなたは天皇に対してどのような感じを持っていますか。――親しみを感じる 47.1%/すてきだと思う 19.5%/尊くて畏れ多い 14.8%/反感を持つ  0.5%

◆あなたは天皇制についてどのような考えを持っていますか。――いまのままでよい 88.3%/ 廃止 4.1% (日本世論調査会による調査、東京新聞2016/11/20)

私たちのほとんどは天皇がすき。何よりもまず国民を思い、国民のために祈り、事あらば日本のどこにでも赴いて、国土と国民に開いた傷口をやさしく覆ってくれる天皇夫妻が。戦後、今ほど「国民の天皇」が支持された時はなかった。

私たちのほとんどは天皇制がすき。護憲派改憲派も政治に無関心派も、「国民統合の象徴」のもとでなら一つになれる。今の世界にこれほど一体化された国民=国家は、ちょっと見当たらない。「行動する象徴」明仁天皇によって、象徴天皇制は完成に至った。

そしてこのあとは? 日本国憲法戦後民主主義の危機の現在は、天皇制の局面においても、天皇自身の提案による「生前退位」や自民党改憲草案にある「天皇元首化」という形をとって、その構造的軋みを隠しおおせなくなっている。

「国民の天皇」論が、神的天皇・国体論とは別個に日本近代史を貫流している。その系譜を浮かび上がらせてみせた歴史研究者の伊藤晃さんに、未決の次代へと加速的に突入しつつある天皇制のいま現在の姿を、あらわにしてもらいます。――なぜ日本人は、こんなにまで天皇に惑わされるのか?

 

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