『黙祷と国家を考える―8.15と3.11』第2弾!
8月10日(日) 集会+デモ ※集会のみ・デモのみの参加も歓迎です
◆靖国と「天皇教」を問う 14時~16時30分/参加費500円
つくば駅周辺にて
・お話「靖国にいたる道」
伊藤 聡さん
(茨城大学教授 日本思想史
・全体討論
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■主催 戦時下の現在を考える講座(https://twitter.com/against_war)
問合せ tel : 090-8441-1457加藤/080-5459-9576鈴木
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8・15の黙祷は靖国神社でも行われます。それだけでなく、靖国は敗戦以前
から黙祷を挙行してきました。何のために?靖国神社とは維新政府が戦争遂行
のために必要として創った宗教施設であり、陸・海軍省管轄の軍事施設でした。
三十年前の中曽根首相の言葉「外国に行っても無名戦士の墓であるとか、国の
ために倒れた人に対して国民が感謝を捧げる場所がある。さもなくして、誰が
国に命を捧げるか。」が戦争神社・靖国の本質をよく表しています。そこで行
われる黙祷は、兵士が悔いなく戦死するための儀式です。戦前と戦後、その黙
祷に断絶はあるのか。
戦死した当人自身の思想・立場や宗教、また遺族の意思などは無視して祀る
べき死者を選別し、選んだ魂たちを呼び出し一つにして、個性を失った漠たる
神となす。この英霊が国土と私たちを永遠に見守ってくれるのだという、靖国
(と全国の護国神社)の信仰と神祭りもまた、古来より変わらない「日本のこ
ものです。そもそも私たちが「神道」と思っているものは、古代から連綿と伝
承されてきたのではなく、中世を画期として徐々に形成されてきたこと、そし
てその流れがいかに近代の靖国誕生にまで至るのかを、思想史家の伊藤聡さん
が集会ではお話くださいます。
さて勉強したあとは、やはり町へ出なければなりません。同調圧力をますま
す上げる一方、戦争への傾斜を転がり落ちてゆくこの社会の内部で、国家に規
定され縛りつけられた国民から、少しだけ離れてみませんか?ちょっとした、
非国民のススメ。