3/18【集会】<表現の自由>をめぐるせめぎあい

主催は「つくばサミット弾圧救援会」です。戦時下の現在を考える講座も呼びかけ団体となった「G7茨城・つくばサミットを問う会 」のメンバーが、つくばにやってきたG7各国の大使館員らに対し昨年3月18日に抗議を行い、科技相会合終了後の5月末に逮捕された弾圧事件から一周年の反弾圧企画。街頭行動に関心を持つ多くの方々のご参加をお待ちしています。

 

パネルディスカッション

表現の自由>をめぐるせめぎあい

街頭アクションの現場からの報告

 

2017/03/18(土)14:00-16:30

つくば市立吾妻交流センター 和室

茨城県つくば市吾妻1-10-1 つくばセンタービル4F、つくばエクスプレスつくば駅A3出口より徒歩3分  Google マップ

参加費 500円

主催 つくばサミット弾圧救援会

tel:080-5459-9576(鈴木)/mail:tsukubakyuuenあっとgmail.com

現場から/現場へ。街頭に立つとは、ふだんは不可視の境界線を街に露呈させることだ。私たちを閉じ込めるべく巡らされた理不尽な境を向こうに踏み越えようとするとき、権力vs人々の力のせめぎあいが始まる。そのせめぎあいの中で弾圧を受けた3人のパネリストの経験と思考を交錯させて、街頭での政治的<表現の自由>の実践のあり方とその可能性について考えます。ついに「共謀罪」上程にまで至ろうとしている今現在の状況下で、こちらから攻防線を街に引き直すために。

 

パネリスト――――――――――――――――――――――――――――――

朝倉 優子さん(マネキンフラッシュモブ@かながわ 共同代表/海老名駅前自由通路訴訟 原告)facebook:http://goo.gl/HrLXLj

2015年より神奈川・東京の様々な公共空間でマネキンフラッシュモブを縦横に展開中。昨年2月に海老名駅前自由通路で「アベ政治を許さない」等のプラカードを掲げたアクションの際の一参加者だった海老名市議が、当該通路でのデモを禁じる条例に違反したとして今後同様の行為を禁止する命令を市長より受ける。それに対し、憲法21条(表現の自由)違反だとして命令取消しを求める裁判を原告の一人として提訴。この3月8日、横浜地裁にて全面勝訴した。 

※服装を統一した複数名がプラカードを持って街に現れ、ポーズを取りマネキンのように静止してアピールをするパフォーマンス。

井上 森さん(立川自衛隊監視テント村

2013年、東京都開催の国民体育大会天皇三大行事の一つ)に反対する「やってる場合か!スポーツ祭東京・実行委員会」で活動中の10月、自分の居住する市に天皇夫妻が観戦のためにやって来た際、その車両に向けて「もう来るな」と書かれた布を掲げる。その直後から半年以上にわたり公安警察による公然かつ集団的な尾行・いやがらせを執拗に受け続け、被害は家族や職場にも及んだ。14年5月、「公安は天皇のための尾行をやめろ!」共同声明により事件を公表、<天皇制ハラスメント>の責任を追求。賛同団体・個人は1000をこえ、公安ストーカーを止めさせることに成功した。 

つくばサミット弾圧当該G7茨城・つくばサミットを問う会

2016年5月の「G7茨城・つくば科学技術大臣会合」開催を批判する会のメンバーとして活動。同年3月、予定会場のつくば国際会議場を視察に来たG7各国大使館職員らに向け“UNwelcomeG7 !”のプラカードをホールにて掲げ抗議。科技相会合終了後、志摩市での首脳会議直前の5月24日に「建造物侵入」の容疑で逮捕。23日間勾留されたのち釈放、直後に不起訴処分となった。

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2/11【集会】象徴天皇制の魅惑

連続学習会・象徴天皇制を考える  No.3

象徴天皇制の魅惑

退位? 元首化? 「国民の天皇」の現在を解く

2017/02/11(土・休) 14:00-16:30

つくば市立春日交流センター 大会議室

つくば市春日2-36-1、筑波大学病院そば・春日学園義務教育学校向いGoogle マップ

参加費 500円 

お話 伊藤 晃 さん(日本近代史研究者) 近著:『「国民の天皇」論の系譜 象徴天皇制への道』社会評論社 2015年

 

◆あなたは天皇に対してどのような感じを持っていますか。――親しみを感じる 47.1%/すてきだと思う 19.5%/尊くて畏れ多い 14.8%/反感を持つ  0.5%

◆あなたは天皇制についてどのような考えを持っていますか。――いまのままでよい 88.3%/ 廃止 4.1% (日本世論調査会による調査、東京新聞2016/11/20)

私たちのほとんどは天皇がすき。何よりもまず国民を思い、国民のために祈り、事あらば日本のどこにでも赴いて、国土と国民に開いた傷口をやさしく覆ってくれる天皇夫妻が。戦後、今ほど「国民の天皇」が支持された時はなかった。

私たちのほとんどは天皇制がすき。護憲派改憲派も政治に無関心派も、「国民統合の象徴」のもとでなら一つになれる。今の世界にこれほど一体化された国民=国家は、ちょっと見当たらない。「行動する象徴」明仁天皇によって、象徴天皇制は完成に至った。

そしてこのあとは? 日本国憲法戦後民主主義の危機の現在は、天皇制の局面においても、天皇自身の提案による「生前退位」や自民党改憲草案にある「天皇元首化」という形をとって、その構造的軋みを隠しおおせなくなっている。

「国民の天皇」論が、神的天皇・国体論とは別個に日本近代史を貫流している。その系譜を浮かび上がらせてみせた歴史研究者の伊藤晃さんに、未決の次代へと加速的に突入しつつある天皇制のいま現在の姿を、あらわにしてもらいます。――なぜ日本人は、こんなにまで天皇に惑わされるのか?

 

tel: 090-8441-1457 / 080-5459-9576
mail: under_the_war_regime@yahoo.co.jp
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twitter: https://twitter.com/against_war

12/17【読書会】明仁天皇と平和主義を読む

連続学習会・象徴天皇制を考える  No .2
明仁天皇と平和主義
を読む
2016/12/17(土)14:00-16:00
つくば市立春日交流センター 小会議室
つくば市春日2-36-1、筑波大学病院そば・春日学園義務教育学校向い Google マップ
参加費 300円
テキスト  斉藤 利彦学習院大学教授・教育史)
明仁天皇と平和主義 朝日新書、2015年

 ※未読OK。報告者が解説します。

うしても戦争の記憶から切り離しえず、それゆえ批判の声につきまとわれ続けた裕仁天皇。それとは対照的に明仁天皇をめぐっては、新聞やテレビのコメント、雑誌の記事から書籍類またネット上にいたるまで、彼を敬愛し称賛する国民の声があふれています。
たちの抱いている現天皇像を改めて確認するために、今回はそうした称賛の一つであり、その少年期に焦点をあてた伝記『明仁天皇と平和主義』を読んでみます。一般とは極めて隔たった特異な環境の下、帝王学によって育てられた人物の人格形成とその「平和主義」とは、どのようなものなのでしょうか?

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10/16【学習会】生前退位を考える 

学習会  生前退位を考える
天皇は本当に護憲派なの?

2016/10/16(sun)14:00 -16:00
つくば市立春日交流センター  小会議室
つくば市春日2-36-1、春日学園義務教育学校向い  駐車場あり Google マップ

資料・室代 300円

今の天皇護憲派として支持されています。でも、日本国憲法にある主権在民基本的人権、平等の原則と天皇の存在は本当は矛盾するものではないのでしょうか?その矛盾は今回の「生前退位発言」にも表れています。

私たちの住む国に、当り前のようにある天皇制について、「生前退位発言」が引きおこした波紋をきっかけに連続で考えていきます。

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この学習会では、まずはじめに「天皇ビデオメッセージ」(2016 年8 月8 日放送)を映写した上で、今回の天皇の言動に対するさまざまな立場からのテキストを簡単に紹介し、そのあと参加者みなで自由に話し合い、考えます。なにが問題とされているのか、そして本質的に問うべきことは何なのか?

とりあげる予定のテキストは―
横田耕一天皇の『生前退位』と憲法」(『靖国天皇制問題情報センター通信』8 月号)
小堀桂一郎摂政の冊立が最善」(産経新聞7/16)
小林よしのり「生前退位論  天皇は『国民主権』の奴隷なのか?」(『週間ポスト』8/19・26 合併号)
木村草太「生前退位  明確な基準必要」(朝日新聞8/25)
小熊英二「『お言葉』を受け、考える  天皇と『公務』」(同上)
伊藤晃「『おことば』の目的は国民の議論喚起か  『護憲派』が『明仁派』でいいのか」(『週間金曜日』9/2 号)
太田昌国「『主権』も民主主義もない  もう、たくさんだ!」( 同上、7/29 号)
天野恵一「『天皇の『 生前退位』メッセージをどう見るか?」(『かけはし』8/29 号)
etc...

主催/戦時下の現在を考える講座
tel: 090-8441-1457加藤 / 080-5459-9576鈴木
mail: under_the_war_regime@yahoo.co.jp
blog: http://inwartimeinibaraki.hatenablog.com

twitterhttps://twitter.com/against_war

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「G7茨城・つくばサミットを考える会(仮)」への参加呼びかけ

G7茨城・つくばサミットを考える会(仮)」への参加呼びかけ 2015年12月10日

 

 

※12月20日に開いた会の立上げ会議において、正式名称を「G7茨城・つくばサミットを問う会に決定しました。ひき続き、興味をお持ちの方に会への参加を呼びかけます。間もなく会のブログ等を開設し、5月の「G7茨城・つくば科学技術大臣会合」に向けた批判的プロジェクトを公表していきます。つくばサミットに関心を!(2015/12/21)

→会のブログを開設しました。以降こちらから発信していきます15/12/27):http://g7tsukuba.hatenablog.jp/

mail:g7tsukuba@gmail.com

世話人tel:090-8441-1457(加藤) / 090-3902-5801(藤田) / 080-5459-9576(鈴木)

 

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戦時下の現在を考える講座は、来年5月に開催されるG7茨城・つくば科学技術大臣会合を批判的に考え行動するため、「G7茨城・つくばサミットを考える会(仮)」の立上げを茨城不安定労働組合」および「生存のための科学・茨城」とともに呼びかけます。なぜサミットについて知り、考え、行動しなければならないのか、この「呼びかけ文」をご一読いただければと思います(長くてすみません!)。会の第一回会議を12月20日(日)、講演会「サミットって何?」の終了後16時30分より、つくば市市民活動センター(つくば市吾妻1-10-1、TX線つくば駅つくばセンタービル1F Google マップ)にて開きます。つくば市はもちろん、県内外の、多くの方の参加をお待ちしています。

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呼びかけ文.pdf

  来年2016年の5月26~27日、G7サミット(主要国首脳会議)が三重県志摩市にて、「伊勢志摩サミット」の通称で開催されます。1975年以来、米・カナダ・英・仏・伊・独・日の「先進」7ヶ国が毎年持ち回りで開いているこの会議は、「summit=山頂」という名称が端的に示すように、世界の政治や経済の道筋を決める、まさにトップたちの集いです。また志摩での首脳会合に前後して全国各地で行われる関係閣僚会合は今回は計10分野にわたり、そのうち「科学技術大臣会合」は5月15日から17日にかけ、ここ茨城県つくば市の国際会議場で開かれることが決定しました。

  茨城県つくば市は官・学・民一体での歓迎と受入れ体制の確立を計るべく、推進協議会を設けて様々な取り組みをすでに開始していますが、その概要は今回の会合の誘致を、茨城と「サイエンスシティ」つくばとを世界に向けて発信するビジネスチャンスとしてしか捉えていません。実際上も地方自治体に求められているのは開催に必要な施設と便宜の提供、および警備対策であり、あとは立ち入りを許されない国家間会議のかやの外でお祭りムードを演出するにすぎません。

  そもそもG7サミットとは何なのか?私たちはこの地で、この根本を問い、知ることから始めたいと思います。存在が自明視されているかのようですが、ほぼ全ての国が加盟する国際連合とは異なって、サミットとは実のところ何ら国際法的根拠のない「非公認」の組織であること、その僅か数ヶ国の私的集団が、圧倒的多数の諸国と当事者たちを無視する非民主的な仕方で、グローバルな政治経済政策を公開もせずに決定しているという事実、これは驚くべきことではないでしょうか?そこでの議論の中心軸は、IMF・世界銀行・WTO等の国際経済機関を操縦して、いかに多国籍企業に有利な経済構造を地球上に構築していくかということです。この新自由主義政策の推進が、富む者をより富ませ、貧しい者を生存不可能なまでに追い詰めていくことは不可避であり、現在終わりのない戦争へと世界中がひきずりこまれているのも、このような「サミット体制」が地域経済やコミュニティーの安定性・自律性を破壊してきた帰結であることは明らかです。「テロとの戦争」なる安全保障策を唱え、噴き出す矛盾を武力でさらに抑圧するこの体制の責任をこそ問う必要があります。また、極右的な首相個人の思想に帰されがちな安倍政権の安保法制や労働法制の改悪等の施策も、あくまでこの「世界政府」の下で進められているのだということも強調したいと思います。サミットの一員であるという加害性に目をつぶって日本だけが「平和」の中に閉じこもり続けようと望む(それは可能でしょうか)一国平和主義ではなく、国際連帯による反戦平和の可能性を追求すべきではないでしょうか。

  つくばでは一体何が話し合われるのか?サミット枠での科学技術大臣会合は過去3回開かれていますが、これまでは、低炭素社会の実現に向けた研究開発、アフリカ等の開発途上国との科学技術協力、研究開発のリソースに関する協力、世界規模課題、国際的な研究インフラ、科学研究データのオープン化、科学研究の成果へのアクセスの拡大、顧みられない熱帯病、海洋の未来(海ゴミ及び深海掘削)、クリーンエネルギー、大規模研究施設といったテーマについて議論してきたとされています。これだけを見ると取り立てて批判すべき問題があるとは思えないかもしれません。しかし例えばそこでは将来の持続可能な代替エネルギー源として核融合の研究を推進すべきとしています。さらに言うなら、そこでの議論を枠づけている様々な前提を問うことも必要です。つまりG7には、(ドイツのように脱原発政策をとる国もあるものの)大勢としては原子力推進路線の見直しも、ドローンが如実に示すように新たな軍事技術の開発がさらなる戦争を生む矛盾への批判も、途上国の開発政策の前提となる単線的発展論への根本的批判もないのです。日本ではこの10年ほど軍学共同が着々と進められてきており、軍民両用技術政策の推進も露骨になっています。つくばに多数存在する研究機関も完全にこの流れに掉さしています。筑波大学では学生の3割以上が大学での軍事研究に賛成し、反対を上回るというアンケート結果が出ました。この科学技術の軍事化の問題が今度の会合で論じられるかは明らかではありませんが、それを批判する立場から私たちはこれらの論点を積極的に問題化してゆくべきだと考えます。

  頂点を僭称し、その名が暗示する世界のヒエラルキー構造をますます強化しようと計る極少数者たちの密議に対し、ここ茨城・つくばで異議を、底部からの声を上げるため、私たちは個人有志が集まり交流するフラットな場として「G7茨城・つくばサミットを考える会(仮)」を立ち上げます。5月のつくば会合当日へと向けて、サミット全般および科学技術大臣会合について、さらには世界の対抗グローバリズム運動についての公開学習会を積み重ね学んでゆく予定です。その過程で内外の反サミット運動とも手をつなぎ、決定的破局へと向かうこの世界に代わる「もう一つの世界」を模索する方途を求めたいと考えています。東京電力福島第一原子力発電所事故の被害と放射能汚染を今も受け続け、東海第二原発をはじめとする核施設が多数存在するここ茨城県、またその近隣に住む多くの方に、会への参加を呼びかけます。

 

 呼びかけ団体

・茨城不安定労働組合    
http://d.hatena.ne.jp/godzilla08/ tel:090-8441-1457加藤)
・生存のための科学・茨城  
http://d.hatena.ne.jp/seizonkagakuibaraki/ tel:090-3902-5801藤田)
・戦時下の現在を考える講座
http://inwartimeinibaraki.hatenablog.com/ tel:080-5459-9576鈴木)